薬品会社、職人、不動産会社、トラック運転手など様々な職に就く。
29歳から3年間、清掃用具などのレンタルを行う企業に勤めており、主任に抜擢されるも企業の成長に疑問を感じ退社。
その後、新聞配達などのアルバイトで生計を立てていた。

様々な営業職に就いた中で、ルートセールス（※決まった顧客の所に営業をかける方法）を再度行いたいと考え、自宅から近かった日野興業・岡山営業所に入社。
ルートセールスは、1番ハードルが低く奥行きもある。そして、可能性も秘めていると感じていた。
しかし、当初は新規事業で住宅業界に新たに参入した時期。新規獲得のため、住宅メーカーへ。
入社前の様々な経験が活き、営業成績を大きく伸ばしていく。

新規事業での活躍が評価され、所長に昇進。
その時に予算や資金、さらなる利益増を実現していくための施策などに従事。
営業マンとして成績を上げるだけではなく、営業所全体をマネジメントしていく経験を積む。

所長時代に不満を感じ、会社にホームページ・カタログなど様々な改善案を要求。
しかし、当時はそれらと統括する部署はなく、新設された部署の責任者に。
千葉・本社に異動となり、新規部署『営業企画部』の係長となる。
最初に始めたことは、会社の改善すべき点の項目化。改革をスタートさせる。

ホームページ、カタログ、ノベルティグッズなどを刷新。加えて営業車、社内用の携帯電話を変更、展示会への出展など様々な改革を行う。
最終的には本社の喫煙所を壊し、商品をPRするための『ショールーム』を作るなど、自社ブランディングを高めるための施策を次々と行う。
一年のうちにほとんどの改革を終わらせ、それらは会社の売り上げにも反映されていった。

『水まわり業界（トイレ、衛生陶器、浴室、シャワ－、水栓金具）』や『建設業界』など、様々な業界団体とコンタクトを取り、業界が抱える課題や問題などをヒアリング。
それらをヒントに新たな商品開発などに注力。
成果の一つに、2017年に誕生した業界初の女性用仮設トイレ『フラワートイレ』がある。
建設業界では女性雇用増加にともない、工事現場での女性トイレ設置が急務となっていた。
その問題を解消するべく開発。
業界はやがて女性用だけではなく男性用のトイレの改善にも力を入れはじめ、その動きに対応する商品「快適トイレ」シリーズの開発も進めていく。
加えて、災害対策も担当。
被災した地区における仮設トイレの設置など地域・社会貢献にも力を入れている。