日野興業株式会社

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代表メッセージ

「仮設トイレ」のメーカーであり、
レンタルも手がけることで飛躍的に成長した会社です

代表取締役社長 積田喜信

「仮設トイレ」のメーカーであり、レンタルサービスも手がけています。

「仮設トイレ」というとどんなものか、イメージはつくでしょうか。音楽フェスなどのイベント会場に設置されたものを見たことがある、という人もいるかもしれません。私たちは、そんな「仮設トイレ」のメーカーであり、レンタルサービスも手がけている会社。その多くは建築現場で利用されていますが、かつて先代の社長(現会長、私の父です)が大手ゼネコンの方から「現場のトイレ事情を何とかしてほしい」と依頼されたことから始まり、時代の変遷とともにレンタル事業へと軸足を移し、今があります。私はそんな先達たちが残した財産をしっかり守り、今以上に育てないといけないと思っています。

レンタルビジネスが当社の飛躍的な成長を支えたのには、理由がある。

レンタルビジネスの展開により、当社は飛躍的な成長を遂げました。当社には建築現場で資材を調達する人から「仮設トイレ以外にもいろいろ揃えてほしい」と依頼が寄せられるので、建築現場で必要なものに関するマーケティング情報が私たちに蓄積されます。建築現場に特化したマーケティング情報は、各種資材のメーカーや他のレンタルサービス会社には喉から手が出るほど欲しい情報です。しかも私たちは仮設トイレのメーカーなので、それをもとに新商品の開発もできるし、設置工事の施工ノウハウにも長けている。だから彼らは、私たちにさまざまな相談を寄せてきます。いわば私たちが建築現場に必要なものに不可欠な「ハブ」になることこそが、飛躍的な成長の原動力になったと思っています。

役員をはじめ社員のみんなから意見を聞く「ボトムアップ」で経営を推進。

先代の社長は先見の明もカリスマ性もあったと思いますが、私にはそれはないと自覚しています(笑)。だから私は、役員をはじめ社員のみんなから意見を聞いて、それがいけるかどうかを判断する「ボトムアップ」で会社経営を推進しています。そのせいか、よく経営者の人から「社長は孤独だ」と聞きますが、私はそうは感じません。そんな私も先代からすれば「まだまだだな」ということになるのかもしれませんが(笑)、役員たちはみんな石橋を叩いても渡らないくらい慎重な人ばかりなので、私は全幅の信頼を置いています。だから世界的な不況と言われた時代も無事乗り越えて、今があるのだと思っています。