日野興業株式会社

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快適トイレ

国土交通省の新しい制度「快適トイレ」

国土交通省が快適トイレの事例集を発表しました
詳しくはこちら (http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000364.html)

日野興業株式会社の製品からは下の製品が掲載されています。

2016/8/4に国土交通省は工事現場における「快適トイレ」の標準仕様を決めました。
WLBの推進に関する国土交通省の取り組みで、職場環境を向上させ男女共に今より心地よく働ける社会の構築を目指す施策です。

国土交通省の「快適トイレ」仕様は、メーカーの仮設トイレに対する取り組み方を「快適な空間作り」へのシフトを促す一方、建設現場での配慮無しに成し遂げられる所ではありません。

日野興業株式会社では制作している、又は取り扱っている製品を精査し、製品が国土交通省の定める「快適トイレ」の仕様のどの部分をクリアし、また快適トイレとして使用する為に何を足せば良いかを提案致します。

経費として計上できます

広報によれば、この施策は最終的に「快適トイレ」を全ての現場へ導入することを目標に据えていますが、まずは2016年10月に入札手続きの始まる国土交通省の土木工事の現場への「快適トイレ」納入分工事から、快適トイレの導入を費用計上できます。
基本的には快適トイレの導入に関して施工会社からの持ち出しを無くすことが念頭に置かれていて、一棟の導入に付き45,000円、男性用女性用それぞれ導入する場合には一つの現場に付き最大二棟分までの計上が可能です。
この金額だけで「快適トイレ」の導入が難しい場合にはイメージアップ経費による支出に含めることも可能。また、基本的には2016年10月の入札手続以降の工事が対象ですが、その前に成約した工事に関しても10月以降協議を行ったうえでの「快適トイレ」導入には同様の手続きが可能です。

快適トイレの仕様

2016/8/4の国土交通省広報で「快適トイレ」の標準仕様が発表されました。

快適トイレはその定義として、「快適トイレに求める標準仕様」「快適トイレとして活用するために備える付属品」「推奨する仕様、付属品」の3カテゴリ17項目の設備が定められています。
そのうち6項目が推奨される仕様、残り11項目が必須の仕様ですが、必須の項目の内5項目は付属品と表現されていますが、「快適な現場を維持する為に必要な、トイレ設置に関する必須の配慮」です。

「快適トイレ」の仕様(2016/08/04 国土交通省 広報)
項目 標準 推奨
仕様
(機能)
1. 洋式便座 12. 室内寸法900×900mm以上
(半畳程度以上)
2. 水洗機能
(簡易水洗、し尿処理装置付きを含む)
13. 擬音装置
3. 臭い逆流防止機能(フラッパー機能)
(必要に応じて消臭剤等活用し臭い対策を取ること)
14. 着替え台(フィッティングボード等)
4. 容易に開かない施錠機能(二重ロック等)
(二重ロックの備えがなくても容易に開かないことを
製造者が説明出来るもの)
15.フラッパー機能の多重化
5.照明設備(電源がなくても良いもの) 16. 窓など室内温度の調整が可能な設備
6. 衣類掛け等のフック付、
又は、荷物置き場設備機能
(耐荷重5kg以上)
17. 小物置き場等
(トイレットペーパー予備置き場)
付属品
(配慮)
7. 現場に男女がいる場合に男女別の明確な表示
8. 入口の目隠しの設置
(男女別トイレ間も含め
入口が直接見えないような配置等)
9. サニタリーボックス
(女性専用トイレに限る)
10. 鏡付きの洗面台
11. 便座除菌シート等の衛生用品

快適トイレ を現場に

日野興業株式会社は、今までフラワートイレプロジェクトや「仮設で現場を変える」等のプロジェクトを通して工事現場の改善に取り組んで来ました。

「快適トイレ」の標準仕様を満たすトイレ、「快適トイレとして活用するために備える付属品」を満たす為に必要な設備、揃っています。

樹脂製トイレ GXシリーズ

GX-WR 水洗式トイレ 衛生器具:樹脂製洋風トイレ
GX-WCP 簡易水洗式トイレ 衛生器具:樹脂製洋風トイレ
GX-LS 水洗式 衛生器具:手洗器

日野興業の代表商品。
出荷台数も多く、様々な工事現場やイベントで公表頂いて来ました。
快適トイレとしては求められる標準仕様6項目をクリアしています。
また、推奨される仕様の項目である室内温度調節可能な小窓(16項)、小物置き(17項)も標準装備されています。

女性用ということを意識して作られた製品ではありません。女性用にはフラワートイレLXをお勧めしています。 別売りオプションのGXシリーズの手洗器を一緒に配置することで鏡付の洗面台(10項)をクリアすることができ、また、別売りの上記ルーバーフェンスを利用すれば、入り口の目隠しを行えます(8項)。

フラワートイレ LXシリーズ

LX-WR 水洗式トイレ 衛生器具:樹脂製洋風トイレ
LX-WCP 簡易水洗式トイレ 衛生器具:樹脂製洋風トイレ
LX-LS 水洗式 衛生器具:手洗器

女性専用トイレとして開発されました。
もともと開発段階から女性の要望を多く取り入れつつ改良を加えて来た経緯から、GXシリーズにある装備は全て備えた上で、ピンクの外見がそのまま「女性用」のサインにもなる(フラワートイレ専用のピクトサインプレートも標準装備)、サニタリーボックスや除菌シートも標準で設置されている、など、女性用の快適トイレとして仕様の更に多くの項目をクリアしています。
推奨される仕様に含まれる擬音装置(13項)もLXは標準で設置されています。

トイレの入り口を隠す配慮(8項)と鏡付き洗面器(10項)は、ルーバーフェンスやLX-LSを別売りオプションとしてご使用下さい。推奨仕様14のフィッティングボードはオプションの着替え室で対応できます。

フラワートイレ WLXシリーズ (左 水洗式 WLX-WS / 右 簡易水洗式 WLX-WRLHP)

WLX 図面1
WLX 図面 2

フラワートイレ LXシリーズを2倍に拡張し現場で働く女性から要望の多かった様々な機能をコンパクトに実装しました。
もともとLXシリーズは快適トイレとして必要な要素を多く備えていましたが、WLXシリーズはオプションに頼らず、標準でさらに多くの仕様に沿っています。
GXシリーズ、LXシリーズで満たしていた条件はもとより、LXではオプションになっていた鏡付き手洗器(10項)はWLXでは標準で内装されています。また、推奨される仕様として定められている室内寸法900×900mm以上(12項)もクリアしました。
フィッティングボードも設置されています。

入り口の目隠し(8項)にはルーバーフェンスなどをご利用下さい。
簡易水洗式のWLXでは、臭突セットなどをオプションで組み込む臭い対策が可能です。

装備品/オプション

WGX

WGX 図面1
WGX 図面2

GXシリーズを2倍に拡張、便利な機能を内装することに力を注がれた仮設トイレです。
快適トイレとしての仕様はWLXとほぼ同じ項目をクリアしていますが、男性用/女性用両方として利用できるトイレとして開発されました。

WLXと同じオプションの取り付けが可能です。

装備品/オプション

フラワートイレ ブルーム

ブルーム内装

「フラワートイレブルーム」は、積水ハウスの住宅で培ったノウハウを活かした安心・安全な躯体・機能と女性観視点で設えた快適で上質な室内空間の「おりひめトイレ」をベースに日野興業が仮設トイレを運用する中で培ったノウハウによるアレンジを加え、今までなく使い心地の良い女性のための仮設トイレを目指した企画からうまれた製品です。

商品の成り立ちが快適さと安全性を追い求めているので国土交通省の定める「快適トイレ」の仕様の殆ど(8項,11項を除く)をクリアしますが、「照明設備に電源を必要としない(4項)」の対策には発電機を必要とします。

ウェレット (ウェレット ライト)

ウェレット

ウェレット 図面

ウェレットライト

ウェレットライト 図面

フラワートイレブルームの制作を通して得たノウハウを還元する形で制作されたハウス型のトイレで、男性用としても女性用としても快適に使用できるトイレであることをコンセプトで制作されました。

ウェレットライト(簡易水洗式トイレ)にはオプションで、フィッティングボード(14項)が付きます。

ミレニjoy

ミレニjoy

高機能なハウス型トイレです。

室内は十分な広さがあり、快適トイレの仕様に適応します。
男性用の小便器も備えているタイプですが、女性用として使用する際には、小便器を隠すことで区切りの半分を更衣室として使用でき、より使いやすい構造のトイレと更衣室になります。
また、手洗器、換気扇、化粧鏡、コートフック、ヘルメットラックなども標準で設置されています。

ルーバーフェンス

ルーバーフェンス

ルーバーフェンス 緑

ルーバーフェンス 緑

上の表、標準 付属品の8項にある「入り口の目隠し設置」の対策製品です。

ルーバフェンスは1ユニットが小さく持ち運びや設置が簡単なだけでなく、アレンジもしやすいので今までもトイレの間仕切りや目隠しとして活躍してきました。
地面が土の場合は食いを打ち込んでの固定もできますが、この固定方法が選択できない場合でもウォーターウェイトを利用して簡単に固定できます。

ウォーターウェイト

ウォーターウェイト

くい打ちの出来ない現場で有用な策やポール固定用の重りです。

水を入れずに運ぶことが可能なので、持運びと設置は簡単です。

※作業手順毎に部材の配置など現場の様相が変わることのある大規模な現場での使用にも対応できます。

Kシンク

給水タンクから水を組上げるタイプの、給水工事の必要がないシンクです。水道を引けない環境下でも、鏡付き手洗器(10項)として使用できます。

快適トイレの要件の一つを満たします。

制度の目的

補助の申請にも補助対象製品の提供にも必要なのは製品のスペックが国土交通省の定める仕様に適応しているか、ということと、導入のタイミングなので後回しにされがちですが、制度には目的があります。
快適トイレの仕様が発表された8/4では1文でさらりと流されてしまいましたが、今年(2016年)5月19日にまとめられた「建設現場におけるワーク・ライフ・バランスの推進~i-Construction時代の働き方~」を受けてのもので、更に辿れば、第4次男女共同参画基本計画に基づく国土交通省の施策の一環です。
そこでは3つの目標と5つの具体的な取組みが発表されました。

(抜粋)

  1. 国土交通省では、建設現場を男女ともに働きやすい環境とするため、入札時の技術者評価において技術者の出産等の特例を平成28年度から全面導入します。
  2. また、ワーク・ライフ・バランス(WLB)に取り組む企業が増加するよう、直轄工事の発注時にWLB関連認定制度を活用した評価の枠組みを導入します。
  3. 建設現場においても、女性技術者等に不評であったトイレについて、快適トイレ(女性も活用しやすいトイレ)を原則化するなど、職場環境の改善等をさらに進めます。

取組み

  1. 出産等が不利にならない仕組みづくり(技術者の出産等の特例)
    入札時の技術者評価において、出産・育児等で休業していた期間を評価対象期間から控除することについて、全ての工事で実施します。
  2. 業界全体のWLB推進
    建設業界でWLBに取り組む企業が増加するよう、直轄工事の発注時において認定制度を活用した評価の枠組みを導入*します。
    *一般土木A等級等の工事を対象(段階的選抜方式において評価)に平成30年度での全面的な導入を目指し、今年度から一部工事で着手 します。他の工事等については、取組み状況等を踏まえて導入時期等を判断してまいります。
  3. 長時間労働の改善
    長時間労働の要因の一つとなっている、発注者への提出が必要な書類について、i-Construction(アイ・コンストラクション)によるICT土工の全面的な活用により検査書類を大幅に削減します。
  4. 週休2日モデル工事の更なる拡大
     平成26年度から取り組んでいる週休2日モデル工事については、平成27年度は56件実施しました。平成28年度は、倍増以上の件数となるよう、更なる拡大に取組みます。
  5. 快適トイレの原則化
     建設現場の仮設トイレについて、本年夏頃を目途に快適トイレ(女性も活用しやすいトイレ)の設置を原則化し、職場環境を改善します。また、レンタルが中心の建設現場の仮設トイレが変わることにより、災害時に避難所等に持ち込まれる仮設トイレも変わるといった副次的効果も期待されます。

(ここまで)

この広報を踏まえた上で、日野興業株式会社は、工事現場の環境を改善する商品の開発を通し、女性の働きやすい社会の実現を目指します。